眠りから現に落ちて 夢の尾が ラムネのように光に溶ける
夜桜に少女の声で呼ばれ、見る 帰り道がわからなくなる
捨てられない 片方だけのイヤリングみたいに 自分を大事にしてる
銃口のような瞳で見つめられ 恋はひとつの死だと悟った
内臓が鯨の声で鳴く ぼくも海からはぐれた しぶきの一つ
本当はシャンプーを流す時にだけ 今でも思い出すんだ、きみを
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